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基本1/定規とコンパスを使った平行線の描き方

〔定規とコンパスで作図~図形の描き方001〕

「定規とコンパスで作図」目次

■平行線(へいこうせん)とは
「平行」とは、同一平面上の2直線(あるいは空間の2平面、または1直線と1平面)がどこまで延長しても交わらないこと。
「平行線」とは、同一平面上にある2本あるいはそれ以上の相互に平行な直線。

三角定規を使った平行線の描き方コンパスと定規を使った平行線の描き方


基本2-1/三角定規を使った平行線の描き方

■■三角定規を使った平行線の描き方

用具:三角定規(直角三角形/二等辺三角形)

(1) 基本となる直線を描く。
(2) 三角定規の1辺を(1)の直線に合わせる。
(3) (2)の三角定規の直線に合わせた以外の辺に、もう一つの三角定規を当てて固定する。
(4) (3)の三角定規を動かさず、(2)の三角定規をずらして任意の位置に平行線を引く。



基本2-2/コンパスと直線定規を使った平行線の描き方

コンパスを使った、任意の点Pを通る垂直線の描き方コンパスを使った、与えられた距離の平行線の描き方

■■コンパスを使った、任意の点Pを通る垂直線の描き方

用具:直線定規、コンパス

(1) 基本となる直線を描き、任意の点Pを中心に適当な半径の弧を描き、直線と弧の交点Aを求める。
(2) 点Aを中心に、(1)と等しい半径の弧を描き、直線との交点Bを求める。
(3) 点Bを中心に、等しい半径の弧を描き、(1)の弧との交点Cを求める。
(4) 点PCを直線で結ぶと、点Pを通り線ABに平行線になる。


■■コンパスを使った、与えられた距離の平行線の描き方

用具:直線定規、コンパス

(1) 基本となる直線を描き、直線上の任意の点Oを中心に与えられた長さの半径の弧を描き、直線と弧の交点A、Bを求める。
(2) 点A、Bを中心に、(1)と等しい半径の弧を描き、(1)の弧との交点C、Dを求める。
(3) 点C、Dを中心に、等しい半径の弧を描き、交点Eを求める。
(4) 点EOを直線で結び、(1) の弧との交点Fを求める。
(5) 点Fを中心に(1)と等しい半径の弧を描き、(2)の弧との交点G、Hを求める。
(6) 点GHを直線で結ぶと、最初の直線と指定の距離にある平行な直線が描ける。



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[2012/07/13]
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