▼夏貸文庫／表紙　＞　案内　＞　メールマガジン　＞　「ペイントの楽しい使い方」目次

はがき（ハガキ）印刷〜ペイントの楽しい使い方

ペイントの楽しい使い方〜画像編集の基礎基本011

「ペイントの楽しい使い方」目次

はがき（ハガキ）印刷

ペイントで官製はがきサイズ（100×148mm）の紙に画像を印刷する方法を紹介します。

一般的な家庭用プリンタでは、Ａ４サイズ（210× 297mm／大判雑誌サイズ）以下の大きさの紙に印刷できます。
印刷する紙の大きさに合わせて〔キャンバスの色とサイズ〕や〔ページ設定〕を調整してください。

(1) キャンバスのサイズを決める

〔キャンバスの色とサイズ〕または〔サイズ変更／傾斜（伸縮と傾き）〕を使って、
印刷する画像のサイズを「378×559ピクセル（96dpi）」もしくは「1181×1748ピクセル（300dpi）」に調整します。
「300dpi」にすると、印刷はきれいですがファイルが重くなります。

〈詳細な解説〉理屈を知らなくてもいい人は読み飛ばしてください

〔キャンバスの色とサイズ〕で単位に（cm）を選んで、幅「14.8」、高さ「10.0」と入力すると、
一度画像を保存した後に再度読み込むと、幅「11.09」、高さ「7.51」に変更されてしまいます。

これは、「ペイントはピクセルで画像の大きさを認識する」「ペイントが勝手に解像度を変える」ことから起きます。
最初に保存したときは「解像度72dpi」の「14.8×10.0cm」の画像で、
ピクセルに直すと「419×284ピクセル」になります。
再度読み込むときは「解像度96dpi」に変更され「419×284ピクセル」を
「11.09×7.51cm」と認識します。

「解像度96dpi」で「14.8×10.0cm」の画像にしたいときは、
＞＞96dpi＝1インチに96ピクセル＝2.54cmに96ピクセル＝1cmに約37.8ピクセル
「378×559ピクセル」にすると、適切なサイズになります。

しかし家庭用プリンタでカラー写真をきれいに印刷するには一般に「解像度300dpi」は必要とされています。
「解像度300dpi」で「14.8×10.0cm」の画像にしたいときは、
＞＞300dpi＝1インチに300ピクセル＝2.54cmに300ピクセル＝1cmに約118.1ピクセル
「1181×1748ピクセル」にすると、適切なサイズになります。

(2) ページ設定

◆〔メニューバー〕−〔ファイル〕−〔ページ設定〕

▼用紙　サイズ：はがき
　　　給紙方法：オートフィーダ（任意）
▼印刷の向き：横（はがきを縦長に使う場合は「縦」）
▼中央揃え：水平方向・垂直方向にチェック
▼余白：上下左右とも「0」
※余白「0」にしても、実際の印刷では周囲に白いフチの部分ができる場合があります。

「拡大縮小」は解像度によって設定が違います。
外の四角が印刷用紙、対角線の入った灰色の四角が画像の大きさを表します。
灰色の四角が、外の四角に収まるように調整します。
300dpiの画像はそのままでは１枚に収まらないので、縮小して印刷します。

◇96dpiの画像（378×559ピクセル）
▼拡大縮小：調整：100%通常サイズ
※画像サイズが１ピクセルでも大きいと収まりません。

◇300dpiの画像（1181×1748ピクセル）
▼拡大縮小：適合：1×1ページ
※「適合：3×2ページ」のままだと複数のページに分かれて印刷されます。

(3) 印刷プレビュー

◆〔メニューバー〕−〔ファイル〕−〔印刷プレビュー〕
印刷するイメージを前もって表示します。
大きい画像も全体が見えるように縮小表示されます。
おかしな点があれば「閉じる」で戻ります。
よろしければ「印刷」で印刷します。

(4) 印刷

◆〔メニューバー〕−〔ファイル〕−〔印刷〕
◆ショートカット：Ctrl + P
「印刷プレビュー」せずに印刷します。

▼印刷するプリンタ
印刷するプリンタを選択します。
状態が「オフライン」になっているときは、プリンタのケーブルをつないだり、プリンタの電源を入れて「準備完了」にしておきます。

▼ページ範囲
すべて／選択した部分／現在のページ／ページ指定
１つのファイルが複数のページに分かれる場合に指示します。
「ページ指定」は「2-4」のように「開始するページ・ハイフン・終了するページ」を数字で指示します。

▼部数
同じページを複数印刷する場合に指示します。

印刷を実行するときは「印刷」、やめるときは「キャンセル」ボタンをクリックします。

このページのトップに戻る
▲【「ペイントの楽しい使い方」目次】に戻る