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ペイントの楽しい使い方〜画像編集の基礎基本/パソコン用語03

「ペイントの楽しい使い方」目次


解像度

ディスプレイでの表示やプリンタで印刷するときの、画像のきめ細かさや画質の滑らかさを表す尺度。
解像度が高いと滑らかな画質になるが、ファイルが大きくなり表示や操作が重くなります。
解像度が低いと動作が軽快になりますが、画質が荒くギザギザ(シャギ)が見られます。
よく使われる単位は「dpi(ディーピーアイ/dot per inch)」。1インチの長さに並ぶドット(画素)の数を表します。


ペイントの既定の解像度は「72×72ドット/インチ(dpi:dot per inch)」。
これは縦横それぞれが1インチの四角形の中に縦に72ピクセル(ドット)、横に72ピクセル(ドット)の画素が並んでいるということです。
同じ意味で「72dpi」「72ppi(pixel per inch)」とも表現します。
ウィンドウズの画面に表示する場合は「72dpi」に統一されます。

画像を保存すると解像度が「96×96ドット/インチ」に変更されます。

「72dpi」の画像を印刷すると画像が荒くなります。
「300dpi」ぐらいあると滑らかな画像を印刷できます。

2008年現在ウィンドウズ用パソコンで使われるモニター(ディスプレイ)の画面の解像度は「SXGA(1280x1024ピクセル)」が標準ですが、まだ「XGA(1024x768ピクセル)」でモニターを見ている人も多いです。
最近は携帯電話の写真機能でも「QXGA(2048x1536ピクセル)」のような大きい画像も撮影できますが、パソコンのモニター画面の広さには制限があり、あまり大きい画像は一度に表示できず見難くなります。
ブログの記事やネットオークションの商品ページに使う写真画像は縮小をかけると見やすくなります。ブログなら幅300ピクセルぐらい、ネットオークションなら幅600ピクセル以下ぐらいが使いやすいサイズになります。

◇モニターの解像度の基準
VGA:640x480ピクセル……MS-DOS時代の標準解像度。現在でもパソコンのシステム立ち上げ時に使われる。
XGA:1024x768ピクセル……少し古いウィンドウズの標準解像度
SXGA:1280x1024ピクセル……2008年現在のウィンドウズの標準解像度
UXGA:1600x1200ピクセル……大型ディスプレイ
QXGA:2048x1536ピクセル

印刷に使う場合、家庭用プリンタなら300dpi以上の解像度がある画像ならきれいに印刷できます。
300dpi=1インチに300ピクセル=2.54cmに300ピクセル=1cmに約118ピクセル

印刷に使う画像は、画面で見る画像よりサイズが大きくなります。
ウィンドウズ画面いっぱいの「SXGA 1280x1024ピクセル」を300dpiで印刷すると、約10.8×8.7cmの大きさになります。
官製はがきのサイズが10×14.8cmなので、ハガキより一回り小さい大きさになります。
画面と同じ解像度(72dpi)で印刷すると、ひじょうにぼけた画像になります。

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[2008/09/10]
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