メールマガジン「彩識風信」バックナンバー〈037〉

□—————————————————————————————————□
 ………………………………………………………………………………………
               『彩識風信』 第37号《肌色》
 ……………………………………………………………2003/07/15発行………
□—————————————————————————————————□

◆肌色(はだいろ)
 ◇ 色見本 ◇
 マンセル:5YR 8/5
    RGB値:#F1BB93
     CMYK:C0 M15 Y25 K0
 ◇うすい黄赤〈JIS系統色名〉
 ◇日本人の肌の色。実際の肌の色よりも明るいオレンジ色。
  やや赤みをふくむ淡黄色。「膚色」とも書く。

◆フレッシュ(flesh)
 ◇ 色見本 ◇
 マンセル:4YR 8.5/3
    RGB値:#F1CCB6
     CMYK:C0 M10 Y18 K0
 ◇皮膚と骨の間の肉の色。ごくうすい黄赤。

             ◆ ◇ ◆

《肌色の色鉛筆》

最近では「肌色」の画材は「うすだいだいいろ」もしくは
「pale orange(ペールオレンジ)」と色名が変更されています。
世界にはうすだいだい色以外の肌の色の人がいるから、
という世論の流れに画材メーカーが従っていようです。

「肌色」にあたる色は、奈良時代は「宍色(ししいろ)」、
明治期は「肉色(にくいろ)」と呼んでいました。
「肌色」が一般に使われたのは第二次大戦後から平成初頭ぐらいになります。
ちなみに「宍(しし)」は食用の獣肉(イノシシ・シカなど)のことです。

英語では "flesh color" (肉色)と言います。
皮膚の色は違っても、皮膚の下の肉はどんな人も同じ色をしているということか、
もしくは、食用の肉のことでしょうか。

◆ごあいさつ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

 こんにちは。マガジンの登録ありがとうございます。

             ◆ ◇ ◆

 化粧をするようになると、肌の色は「肌色」と違うと意識させられます。
 きれいな色のファンデーションが、自分の肌に乗せると馴染まなくて
 始めはとまどいました。

……………………………………………………………………………………………

〈彩識風信バックナンバー〉目次に戻る
〈メールマガジン〉に戻る

[2003/12/01]
無断転載禁止/リンクはフリーです
Copyright(C) 2001-2003 詞己 All rights reserved.