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『彩識風信』 第34号《ラベンダー色》
……………………………………………………………2003/06/24発行………
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◆ラベンダー色 (lavender)
◇ 色見本 ◇
マンセル:5P 6/3
RGB値:#9A8A9F
CMYK:C23 M30 Y0 K5
◇灰みの青みを帯びた紫。薄い青紫色。ラベンダーの花の色
ラベンダーはシソ科ラバンドゥラ属の常緑小低木。
6月ごろに、小さくて紫色の花が穂を成して咲き、かおりがよい。
花を蒸留してラベンダー油を取り、香水・薬品の原料とする。
花も茎も葉も、乾燥させても香りが残るのでポプリの材料にされる。
古代ローマ人がラベンダーを入浴剤として使ったため、
属名のラバンドゥラ(Lavandura)は
ラテン語のラーヴォ(lavo/洗う)が語源というのが一般的な説です。
ラベンダーのラテン語の古いスペルは "livendula" で、
「bluish(青みがかった)」または「livid(鉛色・土色・青黒い)」という
意味もあるという説もあります。
◆ ◇ ◆
《ラベンダーは青い》
Lavender's blue, diddle, diddle,
Lavender's green;
When I am king, diddle, diddle,
You shall be queen.
(訳)ラベンダーは青い、ディドル・ディドル
ラベンダーは緑
僕が王様だったら、ディドル・ディドル
君は女王様になるだろう。
十二夜(Twelfth Night/クリスマスから十二日後)の祭りで、
若者の中から king と queen を選び出す遊びを
踏まえたダンス曲。マザー・グースの一種です。
ネットで検索すると、"diddle, diddle" の部分が
"dilly dilly" に替わっているバージョンのほうが一般的なようです。
(参考文献『マザー・グース4』講談社文庫)
◆ごあいさつ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
こんにちは。マガジンの登録ありがとうございます。
◆ ◇ ◆
今ではラベンダーも日本人の生活に溶け込みましたね。
ラベンダー畑を売りにする観光地も増えました。
20年前はラベンダーなんて実物を見る機会もなかったのに。
ポプリについての本を読んで、匂いを想像してうっとりしていました。
◆おまけ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
◇『マザー・グース』講談社文庫/全4巻
谷川俊太郎:日本語訳/和田誠:絵/平野敬一:解説
◎第1巻
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061331485/dearbooks-22
◎第2巻
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061331493/dearbooks-22
◎第3巻
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061331507/dearbooks-22
◎第4巻
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061331515/dearbooks-22
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