メールマガジン「彩識風信」バックナンバー〈024〉

□—————————————————————————————————□
 ………………………………………………………………………………………
               『彩識風信』 第24号《砂色》
 ……………………………………………………………2003/04/15発行………
□—————————————————————————————————□

■砂色(すないろ)
 マンセル:2.5Y 7.5/2
    RGB値:#C5B69E
     CMYK:C0 M5 Y25 K20

 ◇明るい灰みの黄〈JIS系統色名〉
 ◇砂のような、黄色がかった灰色。薄茶色。

 英語では「サンド」"sand"または「サンドベージュ」"sand beige"。

             ◆ ◇ ◆

《砂色の髪》

薄茶色の髪。
英語では"sandy hair"。

前に「ストロベリー・ブロンド」の話をしたときに出てきた、
映画『ショーシャンクの空に』の主人公が「砂色の髪」でした。

「砂色の髪と小さい器用な手をした、身だしなみのいい小男だった。」

『刑務所のリタ・ヘイワース』
(スティーヴン・キング『ゴールデンボーイ』新潮文庫収録)

原作小説では、わりと地味な人物として描かれています。

             ◆ ◇ ◆

《砂男》(すなおとこ)

ドイツ語では"Der Sandmann"(ザントマン)、
英語では"The sand man"(サンドマン)。

眠りの精。睡魔。
子供の目に砂をまいて、眠気を誘い目をこすらせる妖精。
もとはドイツの民間伝承。

E・T・A・ホフマンの『砂男』はこの伝説を下敷きにした小説です。
砂男を恐れる若者が、機械人形に恋する話で、
オッフェンバックにより歌劇が作られています。

◆おまけ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

上で紹介した本は以下から購入できます。

◇『ゴールデンボーイ〜恐怖の四季 春夏編』
 (「刑務所のリタ・ヘイワース」収録)
 スティーヴン・キング/浅倉久志:訳(新潮文庫)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/410219312X/dearbooks-22

……………………………………………………………………………………………

〈彩識風信バックナンバー〉目次に戻る
〈メールマガジン〉に戻る

[2003/11/04]
無断転載禁止/リンクはフリーです
Copyright(C) 2001-2003 詞己 All rights reserved.