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世界の民話・昔話>日本の昔話>柳田国男

柳田國男(柳田国男)関連の昔話集

『日本の伝説』 柳田国男【新潮文庫】
『日本の昔話』 柳田国男【新潮文庫】
『遠野物語・山の人生』 柳田国男【岩波文庫】 (NEW 2010/06/09)
『遠野物語—付・遠野物語拾遺』 柳田国男【角川ソフィア文庫】 (NEW 2010/06/09)
『聴耳草紙』 佐々木喜善【ちくま学芸文庫】 (NEW 2010/06/09)


『日本の伝説』

著者:柳田國男(柳田国男)/発行:新潮社【新潮文庫 や15-2】/ 初版:1977年1月
解説:池田弥三郎

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ページタイトル地域
11◆咳のおば様
13「しやぶぎ婆石塔」埼玉
13「姥神様」千葉
13「しわぶき婆の石」山梨
14「おたつ様の祠」千葉
16「姥甲斐ない」静岡
17「関のおば石」千葉
20「三途河の姥」秋田
21「婆石」群馬
21「姥と草履」静岡
21「しょうずかの姥」山形
23◆驚き清水
23「姨が井」新潟
23「おまんが井」新潟
24「うわなり湯」兵庫
24「阿満が池」群馬
24「教伝地獄」栃木
25「念仏池」京都
25「平左衛門湯」静岡
25「念仏橋」岐阜
26「念仏池」千葉
26「念仏池」岐阜
26「驚きの清水」宮城
27「拍子水」大分
27「念仏水」大分
28「泉の杜」茨城
28「七釜の御手洗」山梨
30◆大師講の由来
32「大師水」石川
32「水無村の由来」石川
33「二つ井」三重
33「大師水」滋賀
33「水無川」福井
34「杖の藪」和歌山
35「三つ井」埼玉
35「柳水」徳島
35「杖の淵」愛媛
36「大師の湯」群馬
36「大師の井戸」山形
37「弓の清水」愛知
40「裳掛岩」岡山
41「大師の塩井」千葉
41「芋井戸」千葉
41「大師の塩の井」福島
44「花の御所」長野
45「疱瘡神社」和歌山
46「子安の井」三重
47「清水稲荷」東京
47「子安池」埼玉
48「大師の加持水」栃木
51◆片目の魚
51「薬師の魚」東京
51「片目の鰻」群馬
51「片目のドジョウ」山梨
52「三盃池」新潟
52「古奈和沢池」新潟
52「滝明神の魚」長野
52「片目の魚」青森
53「放生池」大阪
53「行波明神」兵庫
54「上人魚」兵庫
54「片目の姫」栃木
55「片目清水」福島
55「景政堂」山形
55「矢流川の魚」山形
55「片目の魚」秋田
56「片目の聟」新潟
56「恨みの池」長野
56「白壁の池」岡山
57「鯨の池」静岡
58「やす女が淵」石川
62「片目の魚」石川
62「都万の神池」宮崎
63「魚が池」広島
63「蛇の枕」徳島
65「蛇と梅の枝」岐阜
66「目を突いた神」岐阜
66「目を突く神」徳島
67「大根栽えず」千葉
67「門松立てず」長野
67「芋作らず」長野
68「人丸大明神」栃木
68「麻蒔かず」滋賀
68「麻作らず」滋賀
68「片目の太子」福島
68「竹栽えず」鳥取
69「氏子片目」愛知
69「すがめ地蔵」福島
70「片目観音」京都
70「片目の神主」秋田
71「片目の皇子」栃木
71「氏子の片目」福島
72◆機織り御前
72「巻機権現」新潟
73「布晒岩」広島
74「布晒岩」鳥取
74「山姥の麦作り」高知
75「機織の井」神奈川
75「機織の井」静岡
76「野婦の池(やぶのいけ)」長野
76「梭石滕石(ひいしちきりいし)」(※注1)長野
77「竜宮が淵」岐阜
77「水底の機」秋田
78「比夜叉の池」滋賀
78「機織池」福井
79「雄蛇の池」千葉
79「不動滝の女」秋田
79「綾を織る姫」高知
80「機織御前」福島
80「原台の淵」岩手
81「綾織池」栃木
81「機織と稗の粥」石川
82「小手姫の社」福島
84◆御箸成長
84「箸銀杏」東京
84「神明の大杉」埼玉
85「椿峯」(山口)埼玉
85「椿峯」(北野)埼玉
85「飯森杉」埼玉
85「御箸杉」山梨
86「二本杉」千葉
86「新箸節供」千葉
86「二本杉」千葉
86「親鸞上人の箸」山梨
87「葦が作」千葉
87「畳が池」千葉
87「一本薄」千葉
88「都婆の松」新潟
88「笠松の由来」岩手
88「二本杉」石川
88「能登の一本木」石川
89「花の木」滋賀
89「御箸の杉」滋賀
90「二つ柳」岡山
91「不動の神杉」徳島
91「真名橋杉」愛媛
91「十三塚の栗林」佐賀
93◆行逢阪(ゆきあいざか)
93「めずらし峠」三重
95「諏訪の薙鎌」新潟
96「橋場の牛」岐阜
97「黄金の鶏」岐阜
99◆袂石(たもといし)
99「富士石」長野
99「厳島の袂石」広島
100「白太夫の袂石」三重
100「袂石」三重
100「竜宮巌の活石」長野
100「おんじの袂石」高知
101「石神様」千葉
101「鎮懐石」福岡
101「滑石の由来」熊本
102「巾着石」千葉
102「宝御伊勢神」高知
102「大石神社」福岡
103「成長する石」三重
103「熊野の姥石」山形
103「吉田の神石」高知
103「熊野石」鹿児島
104「成長する石」島根
104「出雲石」広島
104「石神の石」熊本
105「信濃石」埼玉
105「富士石」静岡
105「鎌倉石」長野
105「牛王石」島根
106「石神岩」青森
106「釣上げた石」島根
107「蛭子神の石」徳島
107「若宮八幡の石」鹿児島
107「石神氏の神」鹿児島
108「主石大明神」茨城
108「石神社」広島
109「寸倍石」兵庫
109「ばい岩」岐阜
109「おがり石」秋田
109「赤子石」広島
111◆山の背くらべ
111「雷神社」茨城
111「立岩」福島
111「はたやの神石」岩手
112「山の背くらべ」静岡
112「絹谷富士」福島
113「竹生島の由来」滋賀
113「韓山の背くらべ」鳥取
113「猫岳」熊本
114「送り山」岩手
114「山の争い」青森
115「鳥海山の首」山形
115「轟きの滝」徳島
116「国玉の大橋」山梨
116「由布嶽」大分
116「池田の火山湖」鹿児島
117「山と腫物」宮崎
118「尾張小富士」愛知
118「白山と富士」石川
118「飯田山」熊本
119「山の背くらべ」愛知
119「金華山の土」宮城
119「山の背くらべ」福井
119「立山と白山」富山
121◆神いくさ
121「筑波山の由来」茨城
122「下田富士」静岡
122「富士の姉神」静岡
123「神の戦」群馬
123「山のいくさ」富山
123「山の戦」徳島
124「天神の敵」栃木
124「仲の悪い神様」長野
125「時平屋敷」兵庫
125「仲の悪い神様」千葉
125「時平公の墓」鳥取
127「横山ぎらい」茨城
128「鎧大明神」東京
128「善光寺と諏訪」長野
129「入鹿を祀る山」奈良
129「観音石の頭」宮崎
130「山の首引」熊本
131◆伝説と児童
133「鼻取地蔵」神奈川
134「歯吹仏」東京
134「鼻取地蔵(索麪地蔵)」静岡
134「鼻取地蔵」福島
135「代掻地蔵」宮城
135「鼻取庵」福島
138「片目地蔵」埼玉
138「手無仏」静岡
139「縛り地蔵」東京
139「頓宮神」東京
139「雨恋地蔵」秋田
140「水掛地蔵」兵庫
140「釜が淵」長崎
140「雨乞地蔵」和歌山
140「七霊社の姫神」福岡
141「石船権現」埼玉
141「泥掛地蔵」奈良
141「雨乞と地蔵」奈良
141「寝地蔵」秋田
142「化粧地蔵」神奈川
142「化け地蔵」静岡
142「粉掛地蔵」滋賀
142「毛呂美地蔵」山形
142「粉附地蔵」愛媛
143「大師講と地蔵」鳥取
145「子供と地蔵」静岡
146「乳母神とつぐら」新潟
146「矢最古行事」長野

♪日本の民俗学の大家、柳田国男の著書。
昭和4年5月にアルス社より日本児童文庫8『日本神話伝説集』として出版されたものを改題。

♪テーマに関連する日本各地の伝説を列挙し、比較検討する。子ども向けの易しい文章ながら密度の濃い内容。
♪巻末に地域別に収録話のタイトルを列挙した「伝説分布表」、キーワードを50音順に並べた「索引」付き。
♪上記の表は、「伝説分布表」に示された伝説のタイトルをページ順に並べなおしたもの。「伝説分布表」は、この本に出てくる伝説の中で町村の名が判明しているもののみ表記しているので、本文中に出てくる伝説で上記の表に入っていない話もあります。

※注1……「滕」は本当は字体の右下(水)が「木」になるが、JIS第2水準内にない漢字なので「滕」で代用する。「滕(ちきり)」は織機の部品(糸巻)で、家紋の図柄にも使われる。

『日本の昔話』

著者:柳田國男(柳田国男)/発行:新潮社【新潮文庫 や15-3】/ 初版:1978年6月
解説:小澤俊夫

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タイトルよみ地域(備考)
猿の尾はなぜ短いさるのおはなぜみじかい出雲
海月骨無しくらげほねなし(猿の肝)
雀と啄木鳥すずめときつつき津軽
鳩の孝行はとのこうこう能登
時鳥の兄弟ほととぎすのきょうだい越中
時鳥と百舌ほととぎすともず越中
梟染め屋ふくろうそめや陸中
蝉と大師様せみとたいしさま常陸
鷦鷯も鷹の仲間みそさざいもたかのなかま播磨
狸と田螺たぬきとたにし紀州
貉と猿と獺むじなとさるとかわうそ越後
猿と猫と鼠さるとねことねずみ因幡
猿と蟇との餅競争さるとひきとのもちきょうそう越後
猿聟入りさるむこいり備中
山の神の靫やまのかみのうつぼ(琵琶法師)
鷲の卵わしのたまご肥前
弘済和尚と海亀 こうさいおしょうとうみがめ備後
猿正宗さるまさむね(刀)
春の野路からはるののじから陸中
黄金小臼おうごんこうす陸中
はなたれ小僧様はなたれこぞうさま肥後
松子の伊勢参りまつこのいせまいり羽後
水蜘蛛みずぐも岩代
泥鼈の親方すっぽんのおやかた美濃
やろか水やろかみず尾張
御辛労の池ごしんろうのいけ肥後
米良の上漆めらのじょううるし日向
蟹淵と安長姫かにぶちとやすながひめ隠岐
竜宮の鐘りゅうぐうのかね近江
山父のさとりやまちちのさとり阿波
飯食わぬ女房めしくわぬにょうぼう陸中
牛方と山姥うしかたとやまうば越後
天道さん金ん綱てんとうさんかなんつな肥後
鬼と神力坊おにとじんりきぼう武蔵
金剛院と狐こんごういんときつね紀州
俄か入道にわかにゅうどう武蔵
小僧と狐こぞうときつね羽前
片目の爺かためのじじ陸中
比治山の狐ひじやまのきつね広島
芝右衛門狸しばえもんだぬき淡路
山伏の狸退治やまぶしのたぬきたいじ磐城
湊の杙みなとのくい三河
狐が笑うきつねがわらう美作
夢を買うた三弥大尽ゆめをこうたさんやだいじん日向
蛸島の虻たこじまのあぶ能登
だんぶり長者だんぶりちょうじゃ陸中
藁しべ長者わらしべちょうじゃ大和
炭焼小五郎すみやきこごろう豊後
二十騎が原にじゅっきがはら甲州
長者の宝競べちょうじゃのたからくらべ肥後
会津の鶴塚あいづのつるづか奥州
湖山の池こやまのいけ因幡
梅木屋敷うめきやしき奥州
本取山もととりやま越中
鶯姫うぐいすひめ駿河(かぐや姫)
瓜子姫うりこひめ出雲(あまのじゃく)
米嚢粟嚢こめぶくろあわぶくろ津軽(シンデレラ)
山姥の宝蓑やまうばのたからみの甲斐
竃神の起りかまどがみのおこり上総
矢村の弥助やむらのやすけ信濃
狐女房きつねにょうぼう能登
盲の水の神めくらのみずのかみ肥前
爺に金じじいにきん(善爺悪爺)
大歳の焚き火おおとしのたきび三河
笠地蔵かさじぞう(笠地蔵)
団子浄土だんごじょうど羽前
瘤二つこぶふたつ(こぶ取りじいさん)
奥州の灰まき爺おうしゅうのはいまきじじい陸中(花さかじいさん)
海の水はなぜ鹹いうみのみずはなぜからい陸中(兄弟・臼)
八石山はっこくやま越後
犬頭糸けんとうし三河(絹糸)
狐の恩返しきつねのおんがえし津軽
聴耳頭巾ききみみずきん陸中
雀の宮すずめのみや野州
黒鯛大明神くろだいだいみょうじん土佐
蜥蜴の目貫とかげのめぬき(彫物師)
長崎の魚石ながさきのさかないし(唐人・石の中の魚)
瓜の大事件うりのだいじけん(安倍晴明)
死後の占いしごのうらない北国街道(京の占い師)
乞食の金こじきのかね江戸
拾い過ぎひろいすぎ江戸
山賊の弟さんぞくのおとうと越後
力士と産女りきしとうぶめ羽後
女の大力おんなのだいりき紀州
大い子の握り飯おおいこのにぎりめし近江
日田の鬼太夫ひたのおにだゆう豊後
稲妻大蔵いなずまたいぞう肥前
藤抜き喜内ふじぬききない加賀
阿波の大力熊野の大力あわのだいりきくまののだいりき紀州
仁王とが王におうとがおう(神の力比べ)
旦九郎と田九郎たんくろうとたくろう(兄弟)
分別八十八ぶんべつやそはち陸中
二反の白にたんのしろ(五月人形・嫁姑)
無言くらべむごんくらべ(夫婦・餅・泥棒)
古屋の漏りふるやのもり肥後
清蔵の兎せいぞうのうさぎ(いい加減なことを言う人)
鳩の立ち聴きはとのたちぎき上州
杖つき虫つえつきむし(座頭)
首筋に蒲団くびすじにふとん(藁の寝具)
知ったかぶりしったかぶり(食べ物の名前)
やせ我慢やせがまん(武士)
慾ふかよくふか(ゴミ集め)
物おしみものおしみ(借り物)
盗み心ぬすみごころ(悪事をごまかす)
聟の世間話むこのせけんばなし(婿と舅)
下の国の屋根したのくののやね(おおうそつき)
博奕の天登りばくちのてんのぼり(天狗)
空の旅そらのたび(かもとり権兵衛)

♪日本の民俗学の大家、柳田国男の著書。
初出は昭和5年3月にアルス社から日本児童文庫11『日本昔話集(上)』。
のちに『日本の昔話』と改題され春陽堂少年少女文庫に収録。
昭和16年9月三国書房より出版。
昭和35年5月、角川文庫より改訂版刊行。これは柳田の意を受け、丸山久子、石原綏代が全国の昔話研究の成果を踏まえて取捨選択し整理したもの。

本書は35年の改訂前の版に基づき、筑摩書房版『定本柳田国男全集』第26巻(昭和45年)を底本に用い、丸山久子氏の校訂を得た。

♪序文に昭和16年版の序文、はしがきに昭和5年版序文、巻末に昭和35年版序文を掲載。

♪解説の小澤俊夫氏は世界の民話、特にグリム童話の研究者として有名なドイツ文学者。小澤征爾の兄で、小沢健二の父です。

『遠野物語・山の人生』

著者:柳田國男(柳田国男)/発行:岩波書店【岩波文庫 青138-1】/ 初版:1976年4月
解説:桑原武夫

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♪日本の民俗学の大家、柳田国男の著書。
『遠野物語』の初出は明治43年6月14日。聚精堂より自費出版。。
友人の佐々木喜善(鏡石)から聞き取った遠野地方(岩手県南部)の習俗や昔話、伝説、怪異譚を丹念にまとめたを集めた物語集。日本民俗学に多大な影響を与える。
119話収録。
「遠野物語拾遺」は『遠野物語(増補版)』(1935年、郷土研究社)に収録された補遺で、柳田の執筆ではないので本書では除外される。
本書は筑摩書房版『定本柳田国男集』を底本に用いる。

『山の人生』初版は大正15年、郷土研究社刊。
「山の人生」「山人考」「索引」
人間社会を離れ、山中で生活するアウトローの伝説を日本各地から集める。

『遠野物語—付・遠野物語拾遺』

著者:柳田國男(柳田国男)/発行:角川書店【角川ソフィア文庫】/ 初版:2004年5月(新版)
解説:桑原武夫

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♪日本の民俗学の大家、柳田国男の著書。
『遠野物語』の初出は明治43年6月14日。聚精堂より自費出版。。
友人の佐々木喜善(鏡石)から聞き取った遠野地方(岩手県南部)の習俗や昔話、伝説、怪異譚を丹念にまとめて集めた物語集。日本民俗学に多大な影響を与える。
「遠野物語拾遺」は『遠野物語(増補版)』(1935年、郷土研究社)に収録。『遠野物語』初版刊行時に除外した話を含む、299話を収録。

『聴耳草紙(ききみみぞうし)』

著者:佐々木喜善(ささき・きぜん)/発行:筑摩書房【ちくま学芸文庫 サ26-1】/ 初版:2010年5月
序文:柳田国男/解説:益田勝実・山下久男・石井正己

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♪柳田国男に『遠野物語』の元となる遠野の伝承を語った、佐々木喜善(ささき・きぜん)の著書。
『聴耳草紙』の初版は昭和6年。東京・三元社より刊行。
佐々木の地元の遠野(岩手県南部)を中心に、青森・岩手・秋田・宮城各県より採集した東北地方の昔話の集大成。
佐々木が家族や地元の人々から聞き集めた話、友人から報告してもらった話、303話を集約し、183番に分類。

本書は、1964年に筑摩叢書として刊行。
1993年にちくま文庫(筑摩書房)として刊行。

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[2010/06/09]
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