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グリム童話関連文献1

『少年の魔法のつのぶえ』 【岩波少年文庫049】

2000年初版/75編
クレメンス・ブレンターノ/アヒム・フォン・アルニム:編
矢川澄子/池田香代子:訳
駒形克哉:挿画

ドイツの詩人クレメンス・ブレンターノ(1778-1842)とアヒム・フォン・アルニム(1781-1831)によって集められたドイツ民謡集『Das Knaben Wunderhorn(少年の魔法の角笛)』(1806,1808)。
ドイツのマザーグース(ナーサリーライム)とも言われる、民衆の間で口承されたわらべうた、遊び歌、子守唄、物語詩、恋愛詩を集めた本。
グリム兄弟と同時代の人で、グリム兄弟もこの本にいくつかの詩を提供している。兄弟はブレンターノらの依頼でドイツの古い文献から民謡を集めて送ったことがきっかけで民話の聞き取り作業を始め、ドイツの民話を集めた『グリム童話集』に結実する。

この本では原著に収録の600編あまりの作品から75編を選んで訳出。
国書刊行会『ドイツ・ロマン派全集』収録の作品を大幅編集。

第一部「こどものうた、くらしのうた」ではわらべうたを収録。
第二部「さまざまな愛のうた、ものがたりのうた」では抒情詩、叙事詩を収録。「かえるの王さまのうた」などグリム童話にも通じる作品や、ウィリアム・テル伝説を歌った「テルと息子」など。

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[2006/10/08]
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